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 森近トレーナーのコラム

 

■補足■

その4 疲労について

スポーツをすると大抵の人は疲れを感じます。また、自分では気づかなくても、スポーツをすれば、必ず疲労は起こります。疲労自体はトレーニング効果を得るうえで必要なものですが、疲労が回復しないとパフォーマンスは低下してしまうし、それが続くと病的な状態になってしまう可能性があります。そこで今回は疲労と疲労回復についてお話していきたいと思います。

 

まず、スポーツ疲労の直接的な原因としては3つのことが考えられます。第1は、「エネルギー不足」です。運動をすることによって、体内に蓄えられていた運動に必要なエネルギーが使われてエネルギー不足になり、運動を続けることがつらくなり、疲労を感じるようになります。第2は「水分の不足」です。運動で汗をかくことによって、体の中の水分バランスが乱れて、体温の上昇や疲労物質の蓄積などが起こりやすい状態となり、疲労を感じるようになります。第3は「疲労物質の蓄積」です。運動することによって筋肉内に疲労物質が出ます。疲労物質がたくさんたまると筋肉の動きの妨げとなり、疲労を感じるようになります。

 

疲労回復の条件は安静、栄養、睡眠であるといわれています。しかし、試合、トレーニングなどで疲労したときはすぐに休むのではなくウォーキング、ジョギングなど少し体を動かしてやる方が効果的です。これをアクティブレスト(積極的休養)といいます。クーリングダウンもこのアクティブレストにあたります。体を動かすことで血行を促進し、血流とともに前述の疲労物質が除去されるわけです。

 

血行をよくするという意味では入浴も効果的です。入浴には温熱と適度な水圧によって血行を促進し、疲労回復を促す効果があります。また、浮力によって体の緊張をほぐすことができます。試合やトレーニングの後はシャワーで済ますよりもお湯にゆっくりつかることが重要といわれるのはこのためです。

 

試合、トレーニングで疲労してしまうのは仕方のないことです。疲労したまま次の試合、トレーニングに臨むとスポーツ傷害を引き起こす可能性が高くなってしまいますので、疲労をためないこと、早期に疲労回復をするということが大切です。高いパフォーマンスを発揮する選手ほど自分の体について敏感で自分なりの疲労回復方法やケア方法を持っているものです。まずは自分の体によく気を配り、よく使う筋肉や疲労しやすい筋肉を知り、自分なりのケア方法を見つけて習慣づけていく必要があると思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

【寄稿者】トレーナー:K.T.氏(理学療法士)

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