| トレーニングをするのに基本的な原則が5つあります。
この原則をしっかり頭に入れて行うことで効率よくトレーニングを進めることができます。
1,意識性の原則
トレーニングをすすめていくうえで前提条件ともいうべきものです。
常に目的を意識して,意欲的にトレーニングして,創意工夫を怠らないことが大切です。
これは心身相関の原理(心と体の関係)に基づいていると言われ,意欲のないところには効果は無いと言われています。
自分は何のためにそのトレーニングをしているのか?どこの部分の筋肉の筋力トレーニングをしているのか?常にイメージしておくことが大切です。
他に自覚性や意欲性とも呼ばれ,最も基本的な原則とも言えます。
2,漸進性の原則
トレーニングの進行とともに負荷重量を少しずつ増やしていくことです。
トレーニング・レベルの低い者にあっては,軽い負荷でも効果はあげられますがある程度トレーニングを続ける場合には徐々に負荷を高めていくことが必要です。
Step by stepの原則とも言います。
3,個別性の原則
人には個人差というものがあります。中学生の頃の時期においては,体格の違いがスポーツのパフォーマンスに与える影響は少なくないと思います。
しかし体格というものは成長するにつれて大きくなっていきます。今無理に体を大きくすることや背を伸ばすことを考えるよりも,今できることを一生懸命頑張ることが大切です。その時その時に必要なことを行っていけば,そのスポーツに必要な体になっていきます。体格は生まれつきの人もいますが,スポーツによってその種目に必要な体格になった人は多いと思います。バレー選手やバスケットの選手が背が高いのはそうであると思います。もしバレーの背の高い選手が柔道をしていたらそこまで背が高くなったかはわかりません。
スポーツにはそれぞれ特有な要素,つまりはフォームや動きがあります。よって個人差をよく考えて実施しないと効果をあげることは出来ません。
体の組織,器官の発育発達特性も決まっていると報告されています。もちろんこれも個人差はありますが,一般的に運動神経と言われるものは,10歳くらい(小学校中・高学年)までに発達して完成すると言われています。また筋力などは16歳くらいから発達して20歳くらいまでに完成すると言われています。これから考えると,小学校の頃は体格をどうしようというよりも,しっかりとその専門種目の技術を学ぶべきであると思います。そして高校生くらいになって筋力トレーニングをとりいれてどんどん筋力をつけていくのがよいと思います。
したがってトレーニングを開始するにあたっては個人の心身の状態を十分に知っておくことが大切です。
4,全面性の原則
全身的にバランスよく鍛えて,弱い部位を持たないようにすることです。そのためには全身的・局部的な運動種目を質的にも量的にも変化をつけて行うことが大切です。
自分の得意とする運動種目や身体部位にトレーニングが偏りがちではありますが,オールラウンドな筋力アップこそ競技力の基礎になり,また健康面にもプラスになります。
5,継続性の原則
反復性の原則とも言います。どんなによい指導者によいトレーニングを与えられても,三日坊主で終わったら何の効果もなく,むしろ逆効果になります。一定の原則に従って長期間,定期的に継続,反復することがトレーニング効果をあげるためには大切です。
この原則がトレーニング結果を得るために,最も大切で最も難しい原則であると思います。よって強い意志とあきないための創意工夫の努力が必要となります。
【寄稿】Yuho Hattori |