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 森近トレーナーのコラム

 

■森近トレーナーのコンディショニングルーム■

Vol.6 ウォーミングアップについて(その1)

体調もようやく回復しました。コラム、現場ともに今まで以上にがんばりますのでよろしくお願いします。

 

さて、栄養についての話は前回で一段落させて、今回よりウォーミングアップ・クーリングダウンについてお話してゆきます。栄養についての質問がありましたら適宜お答えしてゆきます。

 

チームでは徹底してウォーミングアップ(以下アップ)とクーリングダウン(以下ダウン)を行わせています。ほぼ強制的に。それぞれには目的がありますし、この時期から当たり前のように行わせることで、今後の自己管理へと結び付けてゆきます。

 

上の年代になって十分このような時間は与えてくれるわけではありませんから、自分のためにもここでやってきたことを上の年代になっても継続して行って欲しいし、年をとっても運動を行う前後は行ってもらいたいものです。

 

まず、アップについてですが、目的は色々あると思います。第一にケガの予防になります。筋肉や関節を動かして循環や体温を高めることで練習や試合でのケガ予防につながります。第二にパフォーマンスを向上させます。アップなしでいきなり全開バリバリの動きは発揮出来ません。第三に気持ちです。‘これからやるんだ!’という気持ちにしてゆきます。

 

そのほか自分の体の状態を確認して今日の自分の調子を知るため、などがあると思います。簡単に言えば心と体の準備をするためにアップを行います。準備が出来ていなければケガも起こしやすいし、心技体の技の発揮も出来ません。パフォーマンスの低下が起こります。体の準備に伴って心も準備してゆきます。気持ちも高めて、やる気になってゆきます。

 

これは、サイキングアップといいます。体の状態と心の状態をリンクさせてゆきます。このように、アップにはいろんな意味を持たせて行わせているのです。時間は状況にもよりますが約1時間程度設けています。まずは体温(筋温)を上昇させて筋肉を働きやすい状態にします。このために行っているのがジョギングです。これもゆっくりしたスピードから徐々に上げてゆきます。筋温の上昇がみられるまで7分は最低かかりますから10分程度のジョギングをさせています。

 

筋肉の状態が良くなってきたところでダイナミックなストレッチを行います。ストレッチは筋肉を伸ばす行為なのですがアップで行うストレッチは動きながら筋肉を伸ばしてゆきます。ブラジル体操がこれにあたります。ですからしっかり腕や足を伸ばして筋肉を伸ばします。この時同時に関節の動きも伴っていますから、股関節を中心に関節もいろんな方向に動かすことが出来ます。このブラジル体操では他の目的として、声を出して気持ちをリラックスさせる、気合を入れる、チームワークを作る、体のリズムを作るなどがあると思います。

 

このあとにダッシュやステップなどを入れて体がサッカーをしても大丈夫な状態にもっていきます。そこまでして、ようやくボールを使って体を作ってゆきます。

 

ですからアップ無しでいきなりロングキックやシュート、ダッシュをすると体の準備が出来ていませんからケガをする危険性が高くなります。足首を痛める、筋肉の肉離れを起こすなどの可能性があります。アップ前には軽いボールタッチやリフティングぐらいでアップ後にしっかり走る、蹴るなどをするようにします。とにかく自分の体ですから人に言われる前に自分で準備を始める気持ちが重要だといえます。(つづく)

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